メルカリShopsで古物商許可を取る方法|URLの届出から許可番号の表示まで解説

メルカリShopsで中古品を販売しようとして、

「古物商許可とショップの準備は、どちらを先に進めればいい?」
「メルカリShopsのURLは、いつ警察へ届け出る?」
「まだショップURLがなくても古物商許可を申請できる?」
「すでに古物商許可を持っている場合は何をすればいい?」

と迷っている方もいるのではないでしょうか。

最初に押さえておきたいのは、「古物商許可が先か、メルカリShopsが先か」という単純な二択ではないことです。

重要なのは、古物商許可の新規申請時点で、許可取得後に利用するメルカリShopsのURLが決まっているか、そしてウェブサイトを利用した古物取引を予定しているかです。

参考

警察庁の2026年5月14日付け「古物営業法等の解釈運用基準」では、ウェブサイトを利用して古物取引をしようとする場合、URLを許可申請書へ記載し、そのURLを使用する権限があることを示す資料を添付することとされています。

また、すでに許可を受けた古物商が新たにウェブサイト取引を始めた場合や、届け出たURLを変更した場合にも届出が必要です。

まずは、自分がどのルートに当たるのかを確認しましょう。

現在の状況URL手続の基本的な考え方
新規申請時にShopsのURLも届け出るURLと、URLを使用できることを示す資料を新規申請時に準備
まず古物商許可を取得し、その後Shopsを始める許可取得後、Shopsで古物取引を始める際にURL追加の変更届出
すでに古物商許可があり、新たにShopsを始めるShopsのURLについて変更届出

つまり、まだメルカリShopsのURLを取得していないからといって、古物商許可そのものを申請できないとは限りません。

この記事では、販売目的で中古品を仕入れ、メルカリShopsで事業として販売したい方を主な対象に、古物商許可の申請からURLの手続、Shops側への許認可証提出、許可番号等の表示までを、実際に進める順番に沿って解説します。

※本記事は2026年9月時点の公式情報をもとに整理しています。制度やメルカリShopsの仕様は変更される可能性があるため、実際の申請時は管轄警察署とメルカリShopsの最新案内をご確認ください。

先に確認|現在のメルカリShopsは個人事業主・法人が申込対象

これからメルカリShopsを始める方は、古物商許可だけでなく、そもそも現在のShopsの開設条件を満たせるかも先に確認しておきましょう。

現在のメルカリShopsは「個人事業主」「法人」が申込対象で、「個人」の新規受付は終了しています。

さらに、個人事業主として開設を申し込む場合、現在の公式案内では、たとえば次のような情報・資料が求められています。

  • 過去2年以内の所得税青色申告決算書
  • 確定申告書を税務署へ提出したことを確認できる情報
  • メルカリShops以外の販路情報
  • ECサイトを運営していない場合は、実店舗の外観写真

メルカリShops公式サイトーショップ開設に必要な情報や準備するもの

この点は、古物商許可の手続順序を考えるうえでも重要です。

たとえば、これから事業を始める個人事業主で、メルカリShops側が求める開設資料をまだ用意できない場合には、「先にShopsを開設してURLを取得してから古物商許可を申請する」というルートを現実に取れるとは限りません。

その場合は、古物商許可を先に取得し、Shopsを開設できる状態になった後でURL追加の届出をする、といった進め方も検討することになります。

つまり、

古物商許可上の「個人」

と、

メルカリShops上の「個人事業主」

は別々に確認する必要があります。

最初から「Shopsを先に作ればよい」と決めず、古物商許可側とメルカリShops側の両方の条件を見て、自分が実際に取れる順番を決めることが大切です。

メルカリShopsで中古品を売るには古物商許可は必要?

「中古品を売るなら、すべて古物商許可が必要」というわけではありません。

自宅にある不要品を処分するために売却する場合と、販売目的で中古品を仕入れ、事業として販売する場合は分けて考える必要があります。

ココに注意

メルカリShops公式では、販売するために買い取った中古品について、古物商許可証が必要と案内しています。

参考

対象例には、仕入れた中古品、古着、古本、アンティーク、骨董品、古美術品、分解・修理した中古品などが挙げられています。

この記事では主に、

  • 中古品を仕入れてメルカリShopsで販売する方
  • 古着・古本・アンティークなどを仕入れて販売する方
  • これから古物商許可を取得してShopsを始める方
  • すでに古物商許可を持ち、Shopsを新たな販売先として加える方

を想定しています。

自分の取引が古物営業に当たるか判断しにくい場合は、何をどのように仕入れ、どのような目的・方法で販売する予定なのかを整理したうえで、営業所を管轄する警察署へ確認するとよいでしょう。

古物商許可とメルカリShops、どちらを先に進める?

ここが、メルカリShopsで古物商許可を取ろうとする方が最も迷いやすい部分です。

ココがポイント

判断するときは、「どちらが先か」ではなく、「新規申請時にShopsのURLも届け出られる状態なのか」を確認します。

新規申請時にShopsのURLも届け出る場合

古物商許可を新規申請する時点で、許可取得後に利用するShopsのURLが決まっており、ウェブサイトを利用した古物取引を予定している場合は、許可申請書にURLを記載します。

また、URLを書くだけではなく、そのURLを使用する権限があることを示す資料を添付します。

警察庁の現行解釈運用基準では、プロバイダ等からURLの割当てを受けた際の通知書の写しなどが、URL使用権限を示す資料の例として挙げられています。

メルカリShopsの場合、公式ガイドではショップ固有URLをショップ開設時の審査完了メールや管理画面から確認でき、審査完了メールをPDF化・印刷してURL使用権限の疎明資料として提出する方法が案内されています。

したがって、このルートでは、

Shopsの開設条件を満たしているか確認
→ ショップURLを取得
→ URL使用権限を示す資料を準備
→ 古物商許可を申請

という順序で考えると分かりやすくなります。

古物商許可を先に取得し、後からShopsを始める場合

新規申請時点ではウェブサイトを利用した古物取引を予定せず、まず古物商許可を取得する方法もあります。

警察庁の現行基準では、許可取得後に新しくウェブサイトを利用した古物取引を始めた場合にも、URLについて届出が必要です。

そのため、

古物商許可を取得
→ メルカリShopsを開設できる状態を整える
→ ショップURLを取得
→ URL追加の変更届出

という進め方もできます。

ココがポイント

特に、これから事業を始める個人事業主で、メルカリShopsの開設に必要な資料をまだ準備できない場合は、古物商許可を先に進める方が現実的かどうかも含めて検討するとよいでしょう。

これは、Shops側の開設条件と古物商許可の手続を別々に見ず、両方を合わせて判断するポイントです。

すでに古物商許可を持っている場合

すでに古物商許可を持っている方が、新しくメルカリShopsで古物取引を始める場合もURLの届出が必要です。

警察庁の現行基準では、既許可者が新たにウェブサイトを利用した古物取引を開始した場合、または届け出済みのURLを変更した場合も届出が必要とされています。

ここで忘れたくないのが届出期限です。

警視庁の現行様式案内では、事後の変更届出は原則として変更の日から14日以内、登記事項証明書を添付すべき変更の場合は20日以内と案内されています。URL変更用の書換申請・変更届出書も用意されています。

したがって、

「すでに古物商許可があるから、Shopsはそのまま始めればよい」

と考えず、販売開始前後のどの時点で何を届け出る必要があるかを管轄警察署で確認しておきましょう。

古物商許可の申請では何を準備する?

古物商許可の必要書類は、個人か法人か、誰を営業所の管理者にするか、ウェブサイトを利用した古物取引を行うかなどによって整理します。

具体的な必要書類・様式・提出方法は管轄警察の最新案内を確認する必要がありますが、申請準備では、

申請者区分
→ 管理者
→ ウェブサイト利用の有無

の順で整理すると分かりやすくなります。

メルカリShopsを利用する方にとって特徴的なのは、一般的な人的書類だけでなく、URLを届け出る場合にはURL使用権限を示す資料が追加で関係することです。

最初から書類を片っ端から集めるのではなく、まず自分がどの申請条件に当たるかを整理し、その条件に必要な資料だけを確認する方が手戻りを減らしやすくなります。

メルカリShopsのURLはどう確認し、何を提出する?

URL関係は、次の2つに分けると理解しやすくなります。

どのURLを届け出るのか。

そして、

そのURLを自分が使用できることを何で示すのか。

ショップURLは審査完了メールや管理画面で確認できる

メルカリShops公式では、ショップ固有URLはショップ開設時の審査完了メールに記載され、開設後はショップ管理画面からも確認できます。

また、ショップ固有URLである必要がない場合に使用するメルカリShops共通URLについても、公式ガイドに案内があります。

ただし、

メルカリShops側が共通URLを案内していること

と、

自分の申請で管轄警察署がどのURL・資料を求めるか

は分けて考える必要があります。

メルカリShops公式も、詳細については管轄地域の警察署の案内を確認するよう案内しています。

申請前に、

  • ショップ固有URLが必要か
  • 共通URLでよいか
  • 審査完了メールを疎明資料としてどのように提出するか

を確認しておけば、申請書を作り直す可能性を減らせます。

URL使用権限を示す資料もセットで準備する

URL届出で重要なのは、URLそのものだけではありません。

そのURLを自分が使用できることを証明する資料も必要です。

警察庁の現行基準では、URL割当通知の写しなどが資料の例として示されています。

メルカリShopsでは、開設時の審査完了メールをPDF化・印刷して提出する方法が公式に案内されています。

そのため、新規申請時にShopsのURLも届け出る場合は、

URL+URL使用権限を示す資料

をセットで考えておきましょう。

古物商許可取得後は、メルカリShops側への許認可証提出も必要

警察から古物商許可を受けたからといって、メルカリShops側の準備が自動的に完了するわけではありません。

メルカリShopsでは、中古品など許認可証が必要な商品を販売する場合、許認可証画像の提出と必要情報の入力が必要です。

現在の公式案内では、許認可証画像はショップ開設時だけでなく、開設済みショップの情報変更時や、許認可証が必要な商品を販売する際にもアップロードできる仕組みになっています。

つまり、

古物商許可を先に取得
→ 後からShopsを開設
→ 許認可証をShopsへ提出

という進め方も、Shops側の現在の仕組みと矛盾しません。

許認可証情報としては、名称、番号、有効期限に関する情報などを入力します。有効期限の記載がない許認可証については、「記載なし」を選択する仕組みがあります。

ここでは、

警察へ行う古物商許可申請・URL届出

と、

メルカリShopsへ行う許認可証情報の提出

を別の手続として整理しておきましょう。

公安委員会名・許可番号・氏名または名称も表示する

メルカリShopsで古物を販売する場合は、許認可証を提出するだけでなく、ウェブ上の表示も必要です。

警視庁は、インターネットを利用して古物取引を行う古物商について、ウェブサイト上に、

  • 許可を受けた公安委員会名
  • 許可証番号
  • 氏名または名称

を表示する必要があると案内しています。

個人で許可を受けた場合は、営業所名だけではなく、許可を受けた本人の氏名を掲載する必要があります。

メルカリShops公式でも、中古品販売時にはショップ説明へ公安委員会名、許可番号、許可を受けた方の氏名または法人名を記載するよう案内しています。

したがって、許可取得後は、

許可証を受け取る
→ Shopsへ許認可証を提出する
→ ショップ説明へ許可情報を表示する

ところまで確認してから、中古品販売の準備を完了させると分かりやすいでしょう。

自分の手続ルートを整理すると、次にやることが見える

ここまでの内容をまとめると、最初に確認すべきなのは「必要書類は何か」ではありません。

自分がどのルートにいるかです。

自分の状況最初に確認すること
新規申請時にShopsのURLも届け出たいまずShopsを開設できる条件を満たすか確認し、URLと疎明資料を準備
古物商許可を先に取得する許可後にShopsを始める際、URL追加の変更届出を確認
すでに古物商許可があるShops開始に伴うURL追加・変更届出を確認
古物商許可を取得済みShopsへの許認可証提出と表示事項を確認

「何の書類を集めるか」より先に、「自分はどのルートなのか」を決める。

これが、メルカリShopsで古物商許可を進めるときの重要な考え方です。

管轄警察署へ問い合わせる前に整理しておくこと

URLについて管轄警察署へ確認するときは、

「メルカリShopsのURLはどうすればいいですか」

とだけ尋ねるより、自分の状況を整理して伝える方が確認が進みやすくなります。

少なくとも、新規申請か既存許可か、個人か法人か、何を販売する予定か、ショップURLを取得済みか、審査完了メールを用意できるかを整理しておくとよいでしょう。

そのうえで、

「新規申請時にこのURLを記載してよいか」
「ショップ固有URLが必要か」
「審査完了メールをURL使用権限の資料として提出できるか」
「すでに持っている許可へShopsのURLを追加する場合は何を提出するか」

と確認すれば、次に何を準備すればよいかが具体的になります。

個別確認が必要な場合も、何を確認すればよいかが分かっていれば、手続全体を止めずに進められます。

よくある質問

自宅の不用品を売るだけでも古物商許可は必要ですか?

中古品を売るという事実だけで、すべてのケースに一律で古物商許可が必要になるわけではありません。販売目的で中古品を仕入れ、事業として販売する場合とは分けて考える必要があります。

古物商許可を取る前にメルカリShopsを開設する必要がありますか?

必ずしもShopsが先とは限りません。新規申請時にURLを届け出る方法もあれば、古物商許可を先に取得し、その後Shopsを始める際にURLを追加する方法もあります。なお、個人事業主がShopsを先に開設する場合は、Shops側の開設条件を満たせるかも確認が必要です。

すでに古物商許可を持っています。Shopsを始める際にも届出が必要ですか?

新たにウェブサイトを利用した古物取引を始める場合は、URLの変更届出を確認してください。警視庁では事後の変更届出を原則として変更の日から14日以内と案内しています。

メルカリShopsの共通URLを使えばよいですか?

メルカリShops公式では共通URLも案内していますが、ショップ固有URLが必要か、どの疎明資料を提出するかについては管轄警察署の最新案内を確認してください。

古物商許可証はショップ開設時に提出しなければいけませんか?

現在のメルカリShopsでは、ショップ開設時だけでなく、開設済みショップの情報変更時や、許認可証が必要な商品を販売する際にも許認可証画像をアップロードできる仕組みがあります。

公式情報を確認したい方へ

制度やメルカリShopsの仕様は変更される可能性があります。実際に手続きを始める際は、管轄警察署の最新案内とあわせて、次の公式情報をご確認ください。

警察庁「古物営業法等の解釈運用基準」
警視庁「古物商許可申請をされる方へ」
メルカリShops「ショップ開設に必要な情報や準備するもの」
メルカリShops「古物商許可申請時のURLの届出」

まとめ|最初に「自分が実際に取れるルート」を確認する

メルカリShopsで古物商許可を進めるときは、必要書類をいきなり集めるより、自分の現在地と、実際に取れる手続ルートを先に整理することが大切です。

確認するのは、

新規申請なのか
→ すでに古物商許可があるのか
→ 新規申請時にShopsのURLも届け出るのか
→ そもそも今の自分がShopsを先に開設できる条件を満たしているのか

です。

ここが決まれば、古物商許可申請、URLの疎明資料、許可取得後のURL追加、メルカリShopsへの許認可証提出、許可情報の表示までを順番に整理できます。

制度をすべて暗記する必要はありません。

自分は今どこにいて、次に何を確認し、何を準備すればよいのか。

そこまで分かれば、手続は具体的に前へ進められます。

メルカリShopsの古物商許可・URL手続を、申請前に整理したい方へ

この記事で全体像は整理できますが、実際の申請では、制度を知ることより「自分の場合にどう当てはめるか」で逆に迷ってしまうことがあります。

たとえば、新規申請時にURLを出すのか、古物商許可を先に取るのか、今の自分がShopsを先に開設できる条件を満たしているのか、既存許可にどの届出を追加するのか、といった部分です。

ご自身で管轄警察署やメルカリShopsの案内を確認しながら進めることもできます。

一方、申請書を作り始めてから手順を戻すより、最初に自分の進め方を整理してから動きたいという方は、行政書士への相談を検討する方法もあります。

とくに、

  • 古物商許可とShops開設のどちらから進めるか迷っている
  • URLと疎明資料の準備を整理したい
  • 個人・法人・管理者ごとの必要書類を確認したい
  • すでに許可があり、Shops追加時の届出を整理したい
  • 本業やショップ準備と並行して、行政手続の負担を減らしたい

という場合は、申請前に一度整理しておくと、その後の行動を決めやすくなります。

相談するときは、新規申請か既存許可か、個人事業主か法人か、ショップURLを取得済みかを分かる範囲で整理しておくとスムーズです。

「何を申請するか」だけでなく、「自分はどの順番で進めるのがよいか」から整理したい方は、古物商許可・メルカリShopsのURL手続についてご相談ください。

必要書類がすべて揃ってからでなくても、まず現在の状況と手続ルートを整理するところから始められます。