岡山県で古物商許可を取るには?管轄警察署から申請までの流れ

岡山県で古物商許可を申請する場合、最初に必要書類を集め始めるより、主たる営業所の所在地と管轄警察署を確認することが重要です。

岡山県警の案内では、新規許可申請の提出先は主たる営業所の所在地を管轄する警察署です。新規許可申請手数料は19,000円で、岡山県公安委員会の現行審査基準では標準処理期間を40日としています。

また、岡山県警では2025年12月15日から対象手続のe-Gov電子申請が始まり、2026年6月1日現在、「古物商・古物市場主の許可申請」もオンライン申請の対象です。

この記事では全国共通の古物商制度を一から網羅するのではなく、

「岡山県で実際に申請するなら、どの警察署へ、何を準備し、どういう順番で進めればよいか」

を中心に解説します。

そもそも自分の扱う商品や取引が「古物」に当たるのか、古物商許可が必要なのかという段階から確認したい方は、全国共通の記事から整理すると分かりやすいでしょう。

古物とは何か、古物商許可との関係を確認する

制度・運用情報の確認日:2026年9月14日

この記事のポイント

1.申請先は主たる営業所の所在地から確認する
自宅から近い警察署や行きやすい警察署を自由に選ぶわけではありません。

2.岡山市・倉敷市は市名や区名だけで判断しない
同じ市内でも複数の警察署に分かれています。営業所の住所まで確認する必要があります。

3.岡山県警の複数署では古物営業の窓口時間が8:30~12:00、13:00~16:30
昼時間帯は受付が止まるため、窓口申請では時間にも注意します。

4.新規許可申請手数料は19,000円、標準処理期間は40日
申請前に必要となる条件整理・書類収集・申請書作成の期間は別に見込んでください。

5.現在はe-Gov電子申請も選択肢
警察署窓口だけを前提に考える必要はありません。

岡山県で古物商許可を取るなら、まず主たる営業所を確認する

岡山県警の古物営業許可申請案内では、新規許可申請の提出先を主たる営業所の所在地を管轄する警察署としています。

まず整理するのは、

  • 古物営業を行う営業所はどこか
  • そのうち主たる営業所はどこか
  • その所在地をどの警察署が管轄するか

です。

法人の場合も、単純に登記上の本店所在地だけを見て申請先を決めるのではなく、古物営業における主たる営業所を基準に考えます。

営業所そのものについて、

「自宅でもよいのか」
「賃貸マンションでもよいのか」

という疑問がある場合は、地域記事の中で全国共通の営業所論を深掘りするより、専用記事で確認する方が分かりやすくなります。

古物商の営業所として認められる条件を確認する

賃貸物件を営業所にしたい場合はこちらです。

賃貸自宅で古物商許可を取る場合の注意点を確認する

岡山県には22警察署|住所から管轄警察署を確認する

岡山県警の警察署一覧には、現在22警察署が掲載され、各署の管轄区域へ進めるようになっています。

重要なのは22署すべてを覚えることではありません。

主たる営業所の正確な住所から、自分の申請先となる警察署を特定することです。

岡山県警の警察署一覧・管轄区域を確認する

岡山市は「○区」だけで申請先を決めない

岡山市は特に管轄確認が重要です。

岡山中央警察署は岡山市中区全域と北区の一部を管轄しています。

岡山北警察署は、北区の御津・建部地域などと吉備中央町を管轄しています。

岡山市東区についても一つの警察署だけではありません。岡山東警察署が東区の多数の地域を管轄する一方、瀬戸町の地域は赤磐警察署の管轄です。

つまり、

「岡山市東区だから岡山東警察署」
「岡山市北区だから岡山西警察署」

と区名だけで決めるのは危険です。

営業所の町名・住所まで公式情報と照合しましょう。

特に岡山市北区は複数署へ分かれるため、町名まで確認することが大切です。

岡山市で特に注意したい地域

営業所所在地管轄確認のポイント
岡山市中区岡山中央警察署
岡山市北区岡山中央・岡山西・岡山南・岡山北など、町名まで確認
岡山市東区岡山東警察署のほか、瀬戸町は赤磐警察署を確認
岡山市南区岡山南警察署を中心に確認

最終的な管轄は必ず岡山県警の公式管轄表で確認してください。

岡山中央警察署の管轄区域を見る

岡山東警察署の管轄区域を見る

岡山北警察署の管轄区域を見る

赤磐警察署の管轄区域を見る

倉敷市も複数の警察署に分かれるため住所確認が重要

倉敷市も、

「倉敷市だから倉敷警察署」

とは限りません。

市内には、

  • 倉敷警察署
  • 児島警察署
  • 水島警察署
  • 玉島警察署

があります。

倉敷警察署

倉敷駅周辺、中庄、茶屋町など多数の地域を管轄します。

さらに特徴的なのは、都窪郡早島町に加え、岡山市北区大内田の一部も倉敷警察署の管轄であることです。

市町村名だけで管轄を判断すると誤る可能性がある、分かりやすい例です。

倉敷警察署の管轄区域を確認する

児島・水島・玉島地域

児島地域は児島警察署、水島・連島などは水島警察署、玉島・船穂・真備などは玉島警察署が関係します。

倉敷市内でも、主たる営業所の町名まで確認して申請先を特定してください。

岡山県警の古物営業窓口は昼時間帯に注意する

岡山県警の複数の警察署では、古物営業等の許可手続について、

平日8時30分~12時00分
13時00分~16時30分

と案内しています。

たとえば岡山中央・岡山東・岡山西・岡山南・倉敷警察署でこの受付時間が確認できます。

警察署古物営業等の受付時間主な窓口
岡山中央警察署平日8:30~12:00/13:00~16:30生活安全課
岡山東警察署平日8:30~12:00/13:00~16:30生活安全課
岡山西警察署平日8:30~12:00/13:00~16:30生活安全課
岡山南警察署平日8:30~12:00/13:00~16:30生活安全課
倉敷警察署平日8:30~12:00/13:00~16:30生活安全課
赤磐警察署平日8:30~12:00/13:00~16:30生活安全課

大阪府の記事とは異なり、今回確認できた岡山県警の公式情報では、新規の古物商許可申請について県内全署一律で「予約必須」「事前電話必須」とする案内は確認できませんでした。

一方、岡山県警は、申請書の記載方法や添付書類については申請先警察署の生活安全課・生活安全刑事課へ問い合わせるよう案内しています。

したがって、

管轄署を特定する
→ 公式ページで窓口時間を確認する
→ 書類・受付方法等に不明点があれば担当課へ確認する

という順番が安全です。

岡山県警の必要書類を確認する

岡山県警の公式申請案内では、新規許可申請について、許可申請書に加え、申請条件に応じた添付書類を案内しています。

個人申請では主に、

  • 最近5年間の略歴を記載した書面
  • 本籍等が記載された住民票の写し
  • 誓約書
  • 市町村長の身分証明書

を確認します。

法人申請では、

  • 定款
  • 登記事項証明書
  • 全役員の最近5年間の経歴書
  • 全役員の住民票の写し
  • 全役員の身分証明書
  • 全役員の誓約書

などを確認します。

また、選任する管理者についても、経歴書、住民票の写し、身分証明書、誓約書が案内されています。

岡山県で申請するときにまず必要なのは、

「個人か法人か」
「誰を管理者にするのか」
「誰について証明書を集めるのか」

まで整理することです。

必要書類の正式な一覧は、申請前に岡山県警の公式案内を必ず確認してください。

岡山県警「古物営業許可申請の手続き・必要書類」を確認する

書類ごとの取得方法、申請書の詳しい書き方などは全国共通の専門記事へ分けると理解しやすくなります。

古物商許可の必要書類と申請書の書き方を詳しく確認する

略歴書・誓約書について迷う場合はこちらです。

古物商の略歴書・誓約書の書き方を確認する

「身分証明書」は運転免許証ではない

岡山県警が添付書類として案内している「身分証明書」は、運転免許証など日常的な本人確認書類を指しているわけではありません。

市町村長が発行する身分証明書です。

この点は書類収集時に混同しやすいため注意してください。

個人か法人か決めていない場合

個人で取得するのか、法人で取得するのかによって申請主体や必要書類が変わります。

これから法人化も検討している場合は、申請前に整理しておくとよいでしょう。

古物商許可を個人・法人のどちらで取るか確認する

岡山県警の現行様式を使う

岡山県警は「古物営業関係申請(届出)書類様式」ページで、

  • 古物商・古物市場主許可申請書
  • 個人申請用の誓約書
  • 法人役員用の誓約書
  • 管理者用の誓約書

などの様式を公開しています。

古いネット上の様式や他県の様式を流用せず、実際に申請するときの岡山県警公式様式を使いましょう。

岡山県警の古物営業関係申請様式をダウンロードする

ネット販売をする場合はURL関係資料も確認する

岡山県警は、ホームページを用いて古物の売買を行う場合、URLを使用する権限があることを疎明する資料の写しを案内しています。

ネットショップ、ECサイト等を利用する予定がある場合は、この点も申請条件の整理に含めてください。

URL届出や疎明資料そのものは全国共通の独立した論点なので、詳しくは専門記事で確認できます。

古物商のURL届出・疎明資料の準備方法を確認する

13品目は申請前に取扱商品を整理する

古物商許可では、取り扱う古物の区分も整理します。

ただし、古物の13区分は岡山県独自の制度ではありません。

岡山県の記事では、実際にどんな中古品を仕入れ・販売する予定なのかを先に整理するところまで理解できれば十分です。

自分の商品がどの区分になるのか迷う場合はこちらで詳しく確認できます。

古物商の13品目と自分の商品区分を確認する

岡山県ではe-Govによる新規許可申請も利用できる

岡山県警では、2025年12月15日から対象手続をe-Gov電子申請で申請・届出できるようになりました。

2026年6月1日現在の対象一覧には、**「古物商・古物市場主の許可申請」**も含まれています。

したがって現在は、

  • 管轄警察署の窓口で申請する
  • e-Gov電子申請を利用する

という方法を確認できます。

岡山県警のe-Govオンライン申請案内を確認する

ただし、

オンラインで申請できる=必要書類や申請条件を確認しなくてよい

という意味ではありません。

営業所・申請者・法人役員・管理者・URL等の条件を整理したうえで申請します。

岡山県の新規許可申請手数料は19,000円

岡山県警が案内している古物商の新規許可申請手数料は19,000円です。

これは公安委員会へ納める公的な申請手数料であり、行政書士へ依頼する場合の報酬とは別です。

岡山県では収入証紙が廃止されている

岡山県では2023年9月末で収入証紙制度が廃止され、手数料の支払方法が変更されています。

岡山県は、収納専用窓口やオンライン申請でキャッシュレス決済に対応する一方、利用できる支払方法は申請手続によって異なるため、受付担当窓口へ確認するよう案内しています。

そのため古物商の新規許可では、

手数料は19,000円

と押さえたうえで、

具体的な納付方法は、窓口申請かe-Gov電子申請かも含めて、申請時点の案内や管轄警察署で確認する

と考えるのが安全です。

岡山県全体でキャッシュレス決済に対応しているからといって、古物商許可で利用できる決済方法まで一律に同じとは限りません。

岡山県「手数料等の支払方法」を確認する

岡山県の標準処理期間は40日

岡山県警の2026年8月24日更新の「審査基準(古物営業法)」から確認できる現行審査基準では、古物商許可の標準処理期間は40日です。申請先は営業所を管轄する警察署の生活安全課・生活安全第一課・生活安全刑事課とされています。

岡山県警「審査基準(古物営業法)」を確認する

ここで注意したいのは、

「古物商許可を取りたいと思った日から40日」

ではないことです。

申請前には、

  • 主たる営業所の確定
  • 管轄警察署の確認
  • 個人・法人・管理者等の条件整理
  • 必要書類の取得
  • 申請書作成

などがあります。

したがって開業予定から考えると、

申請前の準備期間+申請後の標準処理期間40日

として逆算するのが現実的です。

岡山県で古物商許可を申請する具体的な流れ

実際に動く順番で整理すると、次のようになります。

  1. 主たる営業所の正確な住所を確定する
  2. 岡山県警の管轄表で申請先警察署を特定する
  3. 個人・法人、管理者、URL利用、取扱品目等を整理する
  4. 岡山県警の必要書類・最新様式を確認する
  5. 窓口申請なら受付時間を確認し、不明点があれば管轄署へ問い合わせる
  6. 必要書類を収集し、申請書を作成する
  7. 窓口申請かe-Gov電子申請かを選ぶ
  8. 19,000円の手数料について納付方法を確認する
  9. 申請する
  10. 標準処理期間40日を踏まえて審査結果を待つ

自分で警察署へ申請する手順をさらに詳しく知りたい場合は、全国共通の申請記事で確認できます。

古物商許可を自分で警察署へ申請する流れを確認する

自分で申請するか、行政書士へ依頼するか

岡山県でも、古物商許可は自分で準備して申請できます。

たとえば、

  • 管轄警察署を自分で確認できる
  • 岡山県警の公式案内から必要書類を整理できる
  • 証明書類の取得や申請書作成に時間を使える
  • 不明点を管轄警察署へ確認できる

のであれば、自力申請も選択肢になります。

一方、

  • 法人で役員関係書類が多い
  • 営業所や管理者の整理から迷っている
  • 本業や開業準備で時間が取りにくい
  • 自分の場合に必要な書類を判断しにくい
  • 書類作成や行政対応の負担を減らしたい

場合は、行政書士への依頼も比較できます。

「自分で申請できるか」だけではなく、書類収集・申請書作成・警察署対応に使う時間や手間まで含めて比較すると判断しやすくなります。

古物商許可を自分で申請するか行政書士へ依頼するか比較する

岡山県の古物商許可を行政書士へ依頼したい場合

サクセスファン行政書士事務所のサービス案内では、岡山県を対応地域に含め、古物商許可の相談は無料と案内しています。

この記事を読んで、

  • 管轄警察署は分かった
  • 必要書類の全体像も分かった
  • ただし個別条件整理や書類作成に時間をかけにくい

という場合は、実際のサービス内容・料金を確認したうえで依頼を検討できます。

岡山県対応の古物商許可申請サービスを確認する

自力申請が合う人まで無理に依頼する必要はありません。

自分で使う時間・手間と、行政書士へ任せる範囲

を比較して選んでください。

岡山県で今日やること

岡山県で古物商許可を取得したいなら、最初からすべての書類を集める必要はありません。

まずは次の4つです。

① 主たる営業所の正確な住所を決める

② 岡山県警の公式管轄表から申請先警察署を確認する

岡山県警の警察署・管轄区域を確認する

③ 個人・法人・管理者・ネット販売・取扱品目を整理する

④ 岡山県警の必要書類と最新様式を確認する

岡山県警の必要書類を確認する

岡山県警の申請様式を確認する

ここまで進めれば、

「岡山県の古物商許可について検索している状態」

から、

「自分は岡山県のどの警察署へ、何を準備して申請すればよいか分かる状態」

へ進めます。

岡山県記事で大切なのは、全国共通の制度をすべて詰め込むことではありません。

自分の営業所ならどの警察署なのか。
窓口へ行くなら何時に行けばよいのか。
岡山県警のどの必要書類・様式を確認するのか。
窓口申請かe-Govか。
19,000円の手数料をどう確認するのか。
40日の標準処理期間からいつ準備を始めるのか。

ここまで具体化して、実際の申請へ進めることです。