「古物商許可を取って、中古品ビジネスを始めてみたい」
そう考えたとき、最初に迷いやすいのが何を扱うかです。
古着、ブランド品、トレカ、中古カメラ、アンティーク、中古家電など、古物商を活かせるビジネスにはさまざまな選択肢があります。
ただし、初心者にとって大切なのは「一番儲かりそうな商品」を探すことではありません。
商材によって、
- 仕入れに必要な資金
- 必要な商品知識
- 状態確認の難しさ
- 在庫スペース
- 梱包・発送の負担
- 継続して仕入れられるか
が変わります。
そのため、自分が無理なく仕入れ・管理・販売を続けられる商品を選ぶことが重要です。
この記事では、初心者が検討しやすい古物商ビジネスを7つ紹介し、それぞれの特徴や始める際の難所を比較します。
副業や自宅中心で中古品販売を始めたい方、女性・主婦の方で「自分にもできる古物商ビジネスはある?」と考えている方も、性別ではなく、使える資金・時間・知識・スペースなどから自分に合う候補を探してみてください。
この記事のポイント
1.初心者に一律の「おすすめ1位」があるわけではない
古着が始めやすい人もいれば、カメラやトレカなど、自分の趣味・知識を活かした方が始めやすい人もいます。
2.7つの違いは「売れそうか」より「何が難しいか」で見る
ブランド品なら商品知識や真贋、カメラなら動作確認、家電なら安全面など、ジャンルごとに初心者が対応すべきポイントが違います。
3.副業・自宅なら、在庫と作業量まで考える
小さな商品でも数が増えれば管理が必要です。仕入れだけでなく、検品・撮影・出品・梱包・発送まで続けられるかを考えましょう。
4.商材を決めたら、次に許可・営業方法を確認する
何を扱い、どう仕入れ、どこで販売するのかを整理すると、古物商許可や営業所、ネット販売について確認すべきことも見えてきます。
初心者におすすめの古物商ビジネス7選
まずは、7つの候補を比較してみましょう。
ここでいう「7選」は、古物営業上の正式な13区分ではありません。これから中古品ビジネスを始める人が、仕事の違いを比較しやすいように商材ごとに整理したものです。
| ビジネス | 初心者がぶつかりやすい難所 | 資金面の特徴 | 自宅・副業で考えるポイント |
|---|---|---|---|
| 古着・ヴィンテージ | 状態説明・サイズ・撮影 | 少額の商品から検討できる場合もある | 撮影・採寸・出品の作業量 |
| ブランドバッグ・時計・アクセサリー | 商品知識・真贋・仕入れ資金 | 高単価品は資金負担が大きくなりやすい | 高額商品の管理 |
| トレカ・ホビー | 専門知識・状態・相場 | 小さく試せる商品もある | 在庫数が増えたときの管理 |
| 中古カメラ・レンズ | 動作・状態確認 | 商品によって単価が高くなる | 知識・検品能力 |
| アンティーク・古道具 | 価値判断・保管・発送 | 商材の種類・大きさで差が大きい | 大型品は保管・発送負担が大きい |
| 中古家電・デジタル機器 | 動作・安全・発送 | 小型機器から大型家電まで差が大きい | サイズ・重量・安全面 |
| 中古本・ゲーム・CD・DVD | 在庫数・作業量 | 少額の商品から検討できる場合もある | 大量在庫になった場合の管理 |
※上表は、初心者が商材を比較するための目安です。実際の仕入れ価格・必要資金・作業負担は、商品や仕入れ方法、販売方法などによって変わります。
表を見るときは「どれが一番儲かるか」ではなく、自分がそのジャンルの難所に対応できそうかを考えてみてください。
1.古着・ヴィンテージ販売
ファッションが好きな方なら、古着やヴィンテージ衣料は候補にしやすい中古品ビジネスです。
ブランド、年代、素材、デザインなどの知識があれば、商品選びにも活かせます。
一方、初心者がぶつかりやすいのは、商品の状態を確認し、それを正確に伝えることです。
中古衣料は同じ商品名でも、
- サイズ
- 使用感
- 汚れ
- 傷み
- 色落ち
- 付属品
などが一着ずつ異なります。
仕入れるだけでなく、採寸、状態確認、撮影、商品説明まで丁寧にできるかが重要です。
商品によっては比較的少額から試せる場合もありますが、低単価商品を多く扱えば、撮影・出品・梱包・発送の件数も増えます。
「仕入れ価格が低い=簡単」ではありません。
古物営業上、洋服などは「衣類」に含まれるものがあります。ただし、バッグや時計、アクセサリー等も扱う場合は、実際の商品に応じた取扱区分の確認が必要です。
向いている人
- ファッションが好き
- ブランドや年代について調べるのが苦にならない
- 撮影・採寸・商品説明を丁寧にできる
- 少額の商品から試したい
2.ブランドバッグ・時計・アクセサリー販売
ブランドバッグ、時計、アクセサリーなども、中古品ビジネスの代表的なジャンルです。
高単価の商品を扱える可能性がある一方、初心者が「高く売れそうだから」という理由だけで選ぶのは避けた方がよいでしょう。
このジャンルで大きな難所になるのは、
- 商品知識
- 真贋や状態を見る力
- 仕入れ資金
- 商品の管理
- 販売時の商品説明
です。
高単価品は、仕入れに必要な資金も大きくなりやすく、売れるまでは資金が在庫として残ります。
一方、もともとブランドや時計に詳しく、継続して学べる人には有力な候補です。
また、「ブランド品」は古物営業上の一つの区分ではありません。
時計、宝石、装身具、貴金属などは「時計・宝飾品類」、カバンや靴などは「皮革・ゴム製品類」に含まれるものがあります。
つまり、
「ブランド品を扱う」ではなく、「ブランドバッグと時計を扱う」
というところまで具体化すると、許可上の確認もしやすくなります。
古物である貴金属等を売買する場合には、古物営業法以外の法律上の義務が関係することもあります。
向いている人
- ブランドや時計について学ぶのが好き
- 商品状態を細かく確認できる
- 高額商品を慎重に扱える
- 仕入れ資金を管理できる
3.トレカ・ホビー販売
トレーディングカード、フィギュア、玩具などは、趣味の知識を活かしやすい中古品ビジネスです。
普段から追っているジャンルなら、
- シリーズごとの違い
- 人気商品
- 保存状態
- 欠品の有無
- 商品の特徴
などを理解しやすいでしょう。
初心者が難しく感じやすいのは、専門知識と相場の理解です。
「小さいから扱いやすそう」「人気だから売れそう」という理由だけで選ぶより、自分がある程度知っている分野から考える方が始めやすいでしょう。
小型商品が多い場合は自宅でも保管しやすい一方、商品数が増えれば在庫管理の負担も増えます。
なお、「トレカ」「ホビー」は古物営業上の正式な区分名ではありません。実際に扱う商品に応じて取扱区分を確認します。
向いている人
- トレカ、ゲーム、フィギュアなどが好き
- 趣味の知識を活かしたい
- 小型商品を中心に検討したい
- 商品を細かく管理できる
4.中古カメラ・レンズ販売
カメラが趣味の方なら、中古カメラ・レンズ販売も候補になります。
このジャンルでは、
- 正常に動作するか
- 本体の状態
- レンズの状態
- 付属品の有無
などを確認する必要があります。
初心者がぶつかりやすいのは、価格より状態判断です。
カメラにほとんど触れたことがない人が、「高く売れそう」という理由だけで始めると、商品知識を身につける負担も大きくなります。
一方、すでに趣味でカメラを使っている人なら、その知識を活かせる可能性があります。
商品の大きさは比較的小さいものもありますが、商品単価が高くなる場合には仕入れ資金も考える必要があります。
古物営業上、写真機や光学器などは「写真機類」に含まれるものがあります。ただし、周辺商品まで一律に同じ区分になるとは限りません。
向いている人
- カメラが好き
- 動作・状態確認が苦にならない
- 型番や仕様を調べるのが好き
- 商品を慎重に扱える
5.アンティーク・古道具販売
家具、食器、インテリア、工芸品など、古い物そのものに魅力を感じる人なら、アンティーク・古道具販売も候補です。
このジャンルでは、一点ごとに価値や状態を判断する場面が増えやすいのが特徴です。
初心者が難しく感じやすいのは、
- 何の商品なのか
- どこに価値があるのか
- どのような状態なのか
- どう保管・発送するか
といった判断です。
また、小さな食器や雑貨と大型家具では、保管・運搬・発送の負担が大きく異なります。
そのため、
「アンティークを扱いたい」
ではなく、
「古い食器を扱いたい」「小型の古道具を扱いたい」
というところまで具体化すると、ビジネスとして考えやすくなります。
「アンティーク」「古道具」は古物営業上の一つの正式区分ではなく、実際の商品によって美術品類、道具類、時計・宝飾品類など異なる区分が関係する可能性があります。
向いている人
- 古道具や工芸品が好き
- 一点物について調べるのが苦にならない
- 商品ごとの価値や状態を丁寧に確認できる
- 保管・発送まで考えて仕入れられる
6.中古家電・デジタル機器販売
家電、パソコン周辺機器、デジタル機器なども中古品ビジネスの候補です。
このジャンルで特に意識したいのは、売れるかどうかだけでなく、正常・安全に販売できる商品かという点です。
たとえば、
- 動作確認
- 付属品
- 型番
- 商品状態
- 清掃
- 梱包
- 発送
などを確認する必要があります。
さらに、電気製品の中には電気用品安全法の対象となるものがあり、対象製品では必要なPSE表示等がなければ販売できないものがあります。
すべての中古家電・デジタル機器が同じ条件ではありませんが、
「中古だから製品安全に関するルールを気にしなくてよい」
とは考えない方がよいでしょう。
小型のデジタル機器から大型家電まで幅があるため、商品によって保管や発送の負担も大きく違います。
古物営業上も「中古家電類」という一つの区分ではなく、商品によって「機械工具類」「事務機器類」など異なる区分が関係する場合があります。
向いている人
- 家電・デジタル機器が好き
- 動作確認を丁寧にできる
- 型番や仕様を調べるのが苦にならない
- 保管・発送・安全面まで考えられる
7.中古本・ゲーム・CD・DVDなどの販売
中古本、ゲーム、CD、DVDなどは、初心者でもイメージしやすい中古品ビジネスです。
商品によっては比較的少額から仕入れられる場合もあり、「最初から高額商品を扱うのは不安」という人には候補になります。
ただし、このジャンルで注意したいのは、一つの商品より、商品数が増えたときの作業量です。
在庫が増えると、
- 商品管理
- 棚・保管場所
- 出品
- ピッキング
- 梱包
- 発送
の負担も増えます。
つまり、「小さい・安い商品だから簡単」とは限りません。
本、ゲーム、音楽など特定分野に詳しい人なら、商品選びに自分の知識を使いやすいでしょう。
なお、販売上は「本・ゲーム系」とまとめられても、古物営業上はすべて同じ区分ではありません。
書籍には「書籍」という区分がありますが、ゲームソフトやCD・DVD等は別の整理になる場合があります。
向いている人
- 本、ゲーム、音楽、映像作品が好き
- 少額の商品から検討したい
- 多数の商品を整理・管理するのが苦にならない
- 自宅中心で中古品販売を検討している
どれがおすすめ?初心者のタイプ別に古物商ビジネスを選ぶ
7種類の特徴が分かっても、
「結局、自分にはどれが向いているの?」
という迷いは残ります。
そこで、タイプ別に候補を考えてみましょう。
趣味や知識を活かしたい人
すでに詳しい分野があるなら、その知識を活かせるジャンルから検討するとよいでしょう。
たとえば、
- ファッションが好き → 古着
- トレカやフィギュアが好き → ホビー
- カメラが趣味 → 中古カメラ
- 本やゲームが好き → 中古本・ゲーム
といった考え方です。
中古品は一つずつ状態が違うため、商品について調べ続けられるかも重要です。
少額の商品から試したい人
最初から高額商品を仕入れることに不安があるなら、
- 古着
- トレカ・ホビー
- 中古本・ゲーム等
など、商品によっては比較的少額から検討できるジャンルがあります。
ただし、少額商品を多く扱えば、その分だけ出品・管理・発送の件数が増える場合があります。
仕入れ価格だけでなく、1件あたりの作業量も見ることが大切です。
高単価の商品を扱いたい人
高単価商品を扱いたいなら、
- ブランドバッグ・時計等
- 中古カメラ
などが候補になります。
ただし、販売価格だけではなく、
- 仕入れ資金
- 商品知識
- 状態確認
- 真贋
- 売れるまで在庫として資金が残る可能性
まで考えて選びましょう。
自宅・副業から始めたい人
自宅中心なら、商品の大きさだけでなく作業量も確認します。
比較的小型の商品は候補にしやすい一方、小さくても数が増えれば管理負担は大きくなります。
自宅・副業では、
商品サイズ × 商品数 × 作業時間
で考えると、自分に合う商材を判断しやすくなります。
たとえば、本業があり、在庫スペースも限られている人なら、大型家具より小型の商品を検討する方が現実的です。
一方、カメラが趣味で状態確認にも慣れているなら、中古カメラを少量から検討する考え方もできます。
女性・主婦の方も、「女性向けの商品」を探すより、こうした生活条件から考える方が自分に合う候補を選びやすくなります。
最後は6つの条件で候補をチェックする
候補が見えてきたら、次の順番で確認してみてください。
- 自分が興味・知識を持てるか
- 無理のない資金で仕入れられるか
- 商品の状態を判断できるか、学べそうか
- 在庫を保管できるか
- 検品・撮影・出品・梱包・発送を続けられるか
- その商品を継続して仕入れられそうか
この6つを通して候補が残るなら、自分にとって検討価値の高い古物商ビジネスと考えやすくなります。
古物商の稼ぎ方を考えるなら「利益率」だけで商材を選ばない
「古物商で稼ぎたい」と考えると、
「どの商品が一番儲かるのか」
「利益率が高い商材は何か」
が気になるかもしれません。
しかし、同じジャンルでも、実際の利益は仕入れ条件や販売条件によって変わります。
そのため、「古着なら儲かる」「ブランド品なら利益を出しやすい」とジャンルだけで一律に判断するより、
- いくらで仕入れるか
- いくらで販売できそうか
- 販売までにどの程度時間がかかるか
- 保管・梱包・発送の負担はどの程度か
- 販売に必要な作業を継続できるか
といった要素を一緒に考えることが大切です。
初心者なら、大きな利益を狙えそうな商品より、仕入れから販売までの流れを自分で理解・管理できる商品を選ぶという考え方もあります。
商材選びでは「仕入れを続けられるか」も確認する
中古品ビジネスでは、売る商品を決めるだけでは十分ではありません。
同じくらい重要なのが、
その商品を継続して仕入れられるか
という点です。
利益が出そうな商品を一度見つけても、その後同じような商品を仕入れられなければ、継続的なビジネスにはしにくくなります。
商材を選ぶときは、
この商品はいくらで売れそうか
だけでなく、
自分はこのジャンルの商品を今後も探し続けられそうか
まで考えてみましょう。
具体的な仕入れ先や仕入れ方法は別テーマですが、少なくとも一つは「どう仕入れるか」を想定してから商材を決めると、事業のイメージが現実的になります。
古物商ビジネスの販売方法|ネットショップやフリマアプリも使える
中古品の販売方法は実店舗だけではありません。
たとえば、
- フリマアプリ
- インターネットオークション
- ネットショップ
- 自社ECサイト
などを利用する方法も考えられます。
自宅や副業から始めたい人にとって、ネット販売は有力な選択肢です。
ただし、ネットで販売するから古物営業上のルールがなくなるわけではありません。
ビジネスとして中古品を仕入れてネット上で販売する場合も、営業内容によって古物商許可が必要になります。
また、非対面で古物取引を行う場合には相手方確認に関するルールがあり、営業形態によってはホームページ等のURLに関する届出などの確認も必要です。
大切なのは、
「メルカリを使うから、この手続きが必ず必要」
とサービス名だけで判断しないことです。
何を、どのように仕入れ、どの方法で取引するのかを整理したうえで、自分の営業形態に必要なルールを確認しましょう。
7つのビジネスと古物商許可の13区分は別
この記事で紹介している、
- 古着
- ブランド品
- トレカ
- カメラ
- アンティーク
- 家電
- 本・ゲーム
という7分類は、ビジネスを選びやすくするための分類です。
一方、古物営業上は古物が13区分に分けられています。
そのため、
「古着ビジネスだから一つの区分」
「アンティークショップだから一つの区分」
と単純には決まりません。
実際に扱う商品によって、関係する取扱区分が変わることがあります。
商材を決めたら、自分は実際に何を扱うのかを具体的にしてから許可上の区分を確認しましょう。
古物商ビジネスを始めるまでの流れ
商材がある程度決まったら、営業開始に向けて整理します。
1.扱う中古品を具体化する
まず、
- 古着
- ブランドバッグ
- トレカ
- カメラ
など、実際に扱いたい商品をある程度絞ります。
「中古品なら何でも」と広げるより、自分が理解しやすいジャンルから考えた方が進めやすくなります。
2.仕入れ方法と販売方法を決める
次に、
- どう仕入れるか
- 店舗で売るか
- ネットで売るか
- 本業か副業か
を整理します。
ここまで決まると、自分がどのような古物ビジネスをしようとしているのかが具体的になります。
3.古物商許可が必要な営業か確認する
中古品を販売するからといって、すべての場合に同じ結論になるわけではありません。
自分で使っていた物を売るだけの場合と、販売する目的で中古品を仕入れて再販売する場合では状況が異なります。
公的な案内でも、古物を買い取って販売する、買い取った古物を修理して販売する、委託を受けて販売するなど、許可が必要となる営業の例が示されています。
そのため、
「中古品を売るか」だけではなく、「どのように取得した中古品を、どのような営業として販売するか」
まで整理して確認しましょう。
4.営業場所やネット販売について確認する
古物商許可が必要な営業であれば、
- 営業場所
- 商品の保管場所
- 営業所
- ネット販売の有無
- 実際に扱う商品
なども具体化します。
自宅で始めたい場合には、商品を保管できるかだけでなく、その場所を古物営業上の営業所として使用する場合の条件や必要資料について、申請先の警察署へ確認しておきましょう。
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古物商許可は自宅で取れる?住まい別の確認点と申請前の進め方
「中古品の販売を始めたいけれど、店舗や事務所を別に借りるのは負担が大きい。今の自宅を営業所にして古物商許可を取りたい」 このように考えている方も経験上多いです。 古物商許可は、自宅と営業所が同じ所在地 ...
ネット販売を予定している場合も、自分の営業形態について非対面取引やURLに関するルールを確認します。
5.必要な許可・準備を済ませて営業する
事業内容が具体化したら、自分に必要な許可や準備へ進みます。
次に確認するテーマは、
- 古物商許可の取り方
- 古物商許可の必要書類
- 自宅を営業所にする場合
- ネットで古物を販売する場合
などです。
まずは、「自分は何を、どう仕入れて、どう売りたいのか」を一つの文章で説明できるところまで整理してみてください。
そこまで決まれば、次に確認する許可や手続も明確になります。
よくある質問
古物商は副業でもできますか?
副業として中古品ビジネスを検討すること自体はできます。
ただし、「副業だから古物商許可が不要」とは判断できません。
許可が必要かどうかは、本業か副業かではなく、どのように古物を取得し、どのような営業を行うかを確認して判断します。
メルカリで中古品を売る場合、古物商許可は必要ですか?
メルカリを利用するという理由だけで、許可の要否を一律に判断することはできません。
自分で使用していた物を処分する場合と、販売目的で中古品を仕入れて継続的に販売する場合では状況が異なります。
「どのサービスを使うか」ではなく、何をどのように取得して販売するのかを整理して確認しましょう。
古物商許可を取れば、どんな中古品でも自由に扱えますか?
古物には13の区分があり、実際に扱う商品に応じた確認が必要です。
また、商品によっては古物営業法以外の法律上の義務が関係する場合があります。
古物である貴金属等の売買や、一部の中古電気製品を扱う場合などは、別の法令についても確認が必要です。
自宅で古物商ビジネスを始められますか?
商品を自宅で保管したり、出品作業をしたりすることを検討することはできます。
ただし、自宅で作業できることと、その場所を古物営業上の営業所として使用できることは別です。
自宅を営業所として申請する場合は、物件条件や必要資料について申請先の警察署へ確認しましょう。
女性・主婦におすすめの古物商ビジネスはありますか?
性別だけでおすすめの商材が決まるわけではありません。
自宅中心で始めたい場合は、
- 在庫スペース
- 仕入れ資金
- 作業に使える時間
- 商品の大きさ・重さ
- 梱包・発送の負担
- 自分が持っている知識・興味
などを基準に選ぶ方が、自分に合う商材を判断しやすくなります。
古物商ビジネスの方向が決まったら次は許可と営業方法を確認する
この記事を読んで、
「自分ならこのジャンルから考えられそう」
という候補が見えてきたら、次は許可や営業方法を確認する段階です。
まず、
何を扱うか
どのように仕入れるか
どこで販売するか
どこを営業場所にするか
を整理してみましょう。
その内容が決まれば、
- 古物商許可が必要な営業か
- どの取扱区分が関係するか
- 自宅を営業所として使う場合に何を確認するか
- ネット販売でどのような確認が必要か
といった次の課題が見えてきます。
自分で公式情報や申請先の警察署へ確認しながら進めることもできます。
一方、
- 扱う商品は決まったが取扱区分が分からない
- 自宅を営業所にしたいが何を確認すべきか分からない
- ネット販売を予定していて必要な手続きを整理したい
- 自分の仕入れ・販売方法で許可が必要なのか判断しにくい
といった場合は、行政書士へ相談して整理する方法もあります。
まずは、「自分は何を、どう仕入れて、どう売りたいのか」を決めるところから始めてみてください。